深海底の第三の生命圏
深海の底に発見された生物圏は、別な面でも非常に注目されています。
・・・それは、日本近海にもそのようなものが見つかる筈だということ。
そしておそらく、豊富な鉱物資源を提供してくれるだろうといいます。
もっとも3000から4000メートルの深海の話で、日本の深海探査船「しんかい」の潜水限度が2000メートルなのですから、もう少し頑.張らなくてはダメなのです。
アメリカ海軍と全米科学財団が協力して製作した深海潜水艇アルビン号は、まったくよくできた探査船です。
乗員は2人、CCDカメラと称する特殊カメラにテレビカメラ、マジックハンド、海水採取器、海泥採取器、といった各種の測定器や装置を積載したいたれりつくせりのもの・・・。
6000メートルまで潜水可能で、これが1979年1月、ガラパゴス島の近くにある海溝にもぐり、つづいてカプォルニア沖の3000メートル近い海底の調査を行いました。
今までの深海調査の記録を見ると、1000メートルよりも深い海というのは、ヘナヘナの甲殻類やインギンチャク、海綿の類がごくまばらに棲息している程度で、海藻類はほとんどなく・・・
まったくの例外として、アメリカ海軍のバチスカーフ、トリエステ号がマリアナ海溝で15000メートルの大潜水を行った時、奇妙なウナギのできそこないのような魚がいたのを認めたぐらい・・・
とにかく、そうした海底では、マリン・スノウと呼ばれる軟泥が堆積して、砂漠のような光景が見えるだけでした。